永久脱毛と聞くと、二度と毛が生えてこないように思えますが、実はそうではないことをご存じでしたか?
長い歴史をもつ、米国電気脱毛協会において、「脱毛終了から一ヶ月後の毛の再生率が20%以下」と、永久脱毛は定義づけられています。
つまり永久脱毛とは、完全に毛がなくなる状態ではないということです。
言葉だけで聞くと、なくなるイメージを持つと思いますが、エステ業界おいては、意味が違うということです。
そもそも永久脱毛の定義がなされているのは、電気脱毛に関してだけで、レーザーや光脱毛に関してではありません。
これは、電気脱毛がアメリカで開発されたのが1875年頃で、日本に電気脱毛の機器が輸入されたのが1972年頃なので、かなり長い歴史があります。
これだけ長い歴史があると、実際に施術した人の効果を見て永久脱毛に対しての定義づけに偽りはないでしょう。
ですが、レーザー脱毛や光脱毛は1990年代に広まり、日本に機器が輸入されたのは、1997年頃です。
その歴史自体がまだ20年程と浅いです。
ですから今の段階で永久性について実証できるデータが取れていないというのが現状です。
現在の脱毛の主流は、レーザー脱毛に光脱毛です。
これらは、“永久減毛”という考え方があります。
脱毛処理を行った後にまた生えてくる毛の数が減少する。
毛の数が減少した状態が長期間維持されていきます。
現段階で永久脱毛が可能なものは電気脱毛だけとなります。
ですが、二度と毛が生えてこなくなるわけではありません。
あくまで現状の脱毛方法の中で一番確実性があるということで理解しておく必要がありそうですね。